04-2922-0426受付時間 10:00-20:00(火曜定休)
●シャトー・ディニョールの始まりは1832年、ピュイスガン・サンテミリオン地区に小規模な畑(35ha)を所有するシャトーです。 ボルドー大学の地質学、栽培学教授を務めるパトリック・ボケ氏の弟、オリヴィエ氏が全てを管理します。 彼はリュットレゾネ(減農薬農法)で畑を管理し、除草を極力行なわず農薬を控えています。 樹齢は最高50〜60年で、収穫量についてもこの地域では58hl/haまで認められていますが、45hl/haまで引き下げ量より質を重視。 オリヴィエ曰く「ぶどうの量が減れば質が向上するので、ワインの質も上がる。したがってぶどうの収穫量の調整にはとても注意している。最大量のぶどう作りを行うということは決してない。10〜15%ぶどうを減らして、残った実に栄養を凝縮させる。良いワインを造るためには、当然のことだ。」 シャトー・ディニョールのワインは、メルロ主体で柔らかくしなやか。しかしながら、その中にしっかりと主張があるのは、カベルネ・ソーヴィニヨンを25%と多めにブレンドするためです。 古典的でもある味わいは、ステンレスタンクは極力使用せず、70年代から使用しているセメントタンクを使用するところから由来します。 熟成においては30%新樽、70%1〜3年樽を使用、様々な樽を使い分け複雑性に富んだワインは、エキス分がグラスにまとわりつくほどの高い粘性を持ちます。 10年の熟成を経てリリースされる98年ヴィンテージは、熟成感を十分に持ちながらもいまだ瑞々しさ、力強さを忘れていない最高のバランス感が魅力!! 色合いも、まだまだ赤が占める部分が多く、熟成によるオレンジ色はほんの少ししか顔を覗かせていません。 香りも、チョコや赤い果実の香りが前面で、後ろの方に木や土、キノコの香りがひっそりと陰を潜めています。 口に含むと、甘さとタンニン少量の酸味を感じ、スーッと喉の奥に吸い込まれていきます。 あまりの優しい美味しさに、口の中でワインを転がす事を忘れてしまうようです。 10年経ってもまだまだ若さを感じられる、素晴らしい熟成のサンテミリオン衛星地区のワインです。 フルパワーではありませんが、逆に肩肘を張らず、美味しく飲めてしまいます。 是非、気軽に熟成ボルドーをお楽しみ下さい!本当に余韻の甘みがなんとも言えません。
ヘヴィー/牛肉、鴨肉
美味しいそば粉。鴨は北田屋で売っているフランス産の真鴨。ネギは社長の畑産。今回の蕎麦はつなぎに山芋を擦って入れたそうです。シャトー・ディニョール1998 ピュイスガン・サンテミリオンと★★★★★