04-2922-0426受付時間 10:00-20:00(火曜定休)
●オスピス・ド・ボーヌは中世の病人や貧しい人々のための慈善施療院でした。運営費は寄進されたぶどう畑から出来たワインの販売によって賄われておりましたが、19世紀からは現在のオークション形式に変わり、慈善事業だけではなく、ブルゴーニュのその年の品質を見極める意味合いも持つようになりました。今日では、世界最大級のワインのオークションとして有名ですが、施設そのものが存在しない今でも、収益は福祉に利用され創設時の精神は引き継がれています。44種のキュベの中でも、最高のバランスを誇るエレガントな1本が、このペルナン・ヴェルジュレス。オスピス・ド・ボーヌのわずかしかこの世に存在しない希少ワインを、是非ご堪能ください! ラマロスとは歴史書にも登場する名家で、ワイン商として活躍した栄誉を称えられ名付けられています。その栄誉にふさわしく、畑は朝日を受ける東向きの絶好の位置にあります。特に2011年は生産者の腕が試されると言われている中、このオスピス・ド・ボーヌを含む最良の生産者は、畑での細かな作業とその後の醸造にも大変手間をかけることで、最高のワインを造り上げています。ピノノワールのエレガントさと粘土質の土壌からくる肉厚さを合わせもっており、果実味と酸味のバランスがとれた素晴らしい味わいに仕上がっています。より香り豊かにお楽しみいただくため、デキャンタージュもしくは、1時間前の抜栓をお試しください。常温(16℃〜18℃)で大ぶりのグラスでゆっくりとお召し上がりください。 テイスティング若々しい赤紫のルビー色。甘いイチゴの香り。かすかな樽の風味になめし皮、香水のようにかぐわしい。口に含むとややタンニン。ブランデーの風味。心地良い酸味。デキャンタージュするとジューシーな果実の他にエキス分をたっぷり感じられるようになる。更にもう一度デキャンタージュするとたっぷりの甘味と優しい果実味。タンニンはまろやかになり、チャーミングな味わいに。しかし、全体的に軽やかになりすぎる感じが。個人的にはデキャンタは1回がオススメ。更に、セラーをお持ちのお客様は数年寝かせてみるのも良いかと思います。お料理は、鴨のロースト、マグロのお寿司、そして、ブルゴーニュの名物料理鳥の赤ワイン煮込みがオススメです。