エシェゾー　ルー・デュモン 「天地人」
Échezeaux Lou Dumont

特級格付け(グラン・クリュ)畑のエシェゾー。偉大なワインです。

「エシェゾー・デュ・ドシュ」より。平均年齢35年。収穫量40hl/ha。天然酵母のみで発酵。

シャサン社製「グラン・ファン」の新樽で18ヶ月間樽熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。


〜仲田晃司氏〜

大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。

　仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。

　2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。

　2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得しました。

〜エシェゾーの特徴〜　ブルゴーニュ委員会のページより

●ルビー色で、色調は赤紫、紫紅色にダークなニュアンスがある。香りは動物、スパイス、森の下草、プルーンであるが、熟成させるとじゃ香、なめし革、毛皮、茸の香りを伴う。若いヴィンテージの香りは、バラ、スミレ、フレッシュなチェリーである。アタックはコクがあり、ソフトなタンニンによる心地よいバランス、味のあるまろやかさが特徴。凝縮したテクスチャーと実の詰まった感じは、4〜5年で完璧に花開く。

ソムリエのおすすめ

非常に力強く完全なワインで、同格の料理の組み合わせを求める。たくましいタンニンがあり、仔羊のロースト、リブステーキ、ジビエなどと相性がよい。秋冬に食べる料理をふさわしい雰囲気で供すれば、この偉大なワインの深みのある肉づきのよさとよくマッチする。たとえば牛や豚の蒸し煮、あいなめつけ焼き たたき木の芽なども相乗する。チーズは無殺菌乳からつくるウォッシュタイプがよく合う。
サービス温度: 15〜16℃

特級格付けの極上の味わいをお楽しみ下さいませ。

フルボディー/牛肉、鳥肉、ウォッシュチーズ