04-2922-0426受付時間 10:00-20:00(火曜定休)
●モンテリー=ドゥエレ家は、300年間以上に及ぶワイン造りの歴史を誇る、ブルゴーニュ、モンテリー随一の名家です。 現在のドメーヌの礎を築いた3代目当主アルマンド・ドゥエレ女史は、生涯独身を貫きました。そして、後継者に、かのアンリ・ジャイエ翁とも並び称される伝説の醸造家、アンドレ・ポルシュレを養子に迎え入れることを決断、ここに、「ドメーヌ・モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレ」が誕生しました。
ポルシュレ氏は、ブルゴーニュのTOPと言ってもおかしくない2つの蔵で醸造長を歴任しました。その蔵はなんと「オスピス・ド・ボーヌ」と泣く子も黙る「ドメーヌ・ルロワ」です。
氏は自身のドメーヌを切り盛りしながら、後継者の育成に心血を注ぎました!そして孫娘のカタルディーナ・リポが2004年にポルシュレを正式に継承しました!! カタルディーナがすべての秘技を学び終えた2014年頃以降は、悠々自適の生活を送っていらっしゃいます。 「祖父からは、栽培・醸造両面におけるあらゆる技法に加え、仕事そのものに対する心構えを教わりました。そのすべてを胸に刻みながら、誇りを持ってワイン造りを続けてまいります。年中、畑で、カーヴで、全身全霊を捧げて仕事に打ち込んでおります。ただひとつのご褒美は、私のワインを飲んでくださった方の笑顔です」(カタルディーナ・リポ)。
ドメーヌを二人三脚で運営している、醸造家カタルディーナとそのパートナーであるヴァンサン・モンフォールの名を冠した「カタルディーナ・ヴァンサン」は、ぶどうを購入して自家醸造するネゴシアン・レンジです。 ファースト・リリースの「ブルゴーニュ・ブラン2016」は、マコン・ヴィラージュをデクラセしたもの。泥土石灰質土壌。樹齢30〜50年のVV。ステンレスタンクで発酵&11ヶ月間熟成。「お客様からブルゴーニュ・ブランを造ってほしいというご要望が多く、もともと私が愛飲しているマコン地区のシャルドネを採用しました。コート・ドールのシャルドネにはない、華やかな香りが大好きなのです」。 「モンテリー村には、生産者たちが集まってワイワイできるレストランやバーがありません。そこで、祖父の義母(アルマンド・ドゥエレ女史)が、自身のアパートの一室をみんなに開放しました。ある時、飲みに来ていた友人がヴァンサンに、この場所の名前をつけてよと言ったところ、ヴァンサンが「(すぐに思いつかないから)On Passe au Rouge.(赤ワインに移ろうぜ)」と答え、「それいいね!」となってそのままこの憩いの場所の名前になりました。 私たちのワインはみんなで楽しく飲んでほしいという意味を込めて、これをキュヴェ名にしました」(以上カタルディーナ・リポ)。 ラベル右側の詩は、フランスの詩人ポール・クローデルが詠んだものです。“ワインで大事なことは、名声を求めることではなく、楽しむことである”。 大変綺麗なコクのある辛口です。