1999　タウラージ・テヌータ・ポンテ
Tauragi NENUTA PONTE

　●テヌータ・ポンテはカンパーニャ州イルピニアにて1977年にスタートした新鋭の生産者。畑は20haと非常に小規模で、標高はなんと500ｍという高地でぶどうを栽培します。

　オーナーのアレッサンドロ・ディ・スタッシオ氏は父が手放したエステートを自力で買い戻し、一気にこの蔵の品質を向上させました。その名を知られるようになってから、この地にも大量生産したバルクワインを造る生産者が増えてしまったのですが、そんななかでも彼は収量を減らし品質をひたむきに上げることに情熱を傾けています！
　タウラジはDOCGの中で最も名高いイタリアワイン最高峰のひとつ。力強いコクがあり、味わい豊かで力強いタンニンと豊かなブーケ、澄んだ輝くルビーの赤い色を持ち、少なくとも瓶詰め前に3年をかけるため、稀少なワインの一つとされています。

　テヌータ・ポンテのタウラジは最高の風雨や土壌、気候環境を持つ地域にあり、特化されたブドウ畑で育てられたブドウから造られます。
　アリアニコ種は熟成するごとに、バランスの取れたとても心地よい味わいへと変化し、それによってプラムや酸味のあるチェリーの味わいが高まります。
　そのクオリティの秘密は糖分や酸、ポリフェノールがちょうどよいバランスになったときに行われる収穫に始まる全体のプロセスを適切に行うことにあります。ゆっくりとした一定の温度での醸造、自然の酵母のみの使用によって特徴的な色合いとブドウからの自然な香りを手に入れることが可能となるのです。
10年間の熟成を経てなお力強い果実味と濃縮感があり、心地よい渋みをあいまって最上級のバランス感を持っています。

●甘い果実の香り、土やブランデーの香りが混じります。口当たりはまろやかで、タンニンを感じ、奥に秘めた凝縮間が素晴らしい！果実味はあるのに、この乾いたタンニンは食事が欲しくなります。是非美味しいお食事やチーズと共にお楽しみ下さい。
　大人の味わい。まさに本物のイタリアワインがここにあります。

ヘヴィー／赤身の部分が多い肉、ハード系チーズ