シャトー・ムーラン・オーラロック 2001 フロンサック
CHATEAU MOULIN HAUT-LAROQUE 2001 FRONSAC

●エルベさんから貴重な古酒を分けてもらいました！

シャトー・ムーラン・オーラロックは、ボルドー右岸のポムロールやサンテミリオンにほど近いフロンサック地区でワイン造りを行っています。
オーナーのエルヴェさんは、ワイン造りに関して超情熱家で一切の妥協を許さない頑固者として有名。ワインの仕込み中は常に発酵の状態を確認するため樽の横で寝泊りするほどのこだわりから「ワインクレイジー」と呼ばれています。
エルヴェさんの畑は限りなく自然な形でぶどう栽培が行われ、畑はていねいに耕され、土はふかふか。足を１歩踏み込むと靴が土に埋まってしまいます。中には80年を超える古木も栽培されています。収穫も全て手摘みで行われ、2度の選別で少しでも傷んだ部分はワインに使用しないという徹底ぶり。

醸造所ではぶどう果汁に圧力を与えないために一切ポンプを使用しないという品質の追求がみられます。発酵は、ペトリュース(１本20万円前後の超高級ワイン)と同じ、コンクリートタンク。熟成させるワイン樽も、最高級メーカー「タランソー」の物。こうして産み出されるワインは各方面で高い評価を受け、神の雫の本編に登場！そしてドイツ評価誌でペトリュスやオーゾンヌといったフランスの最高級ワインと同評価を獲得しています。

しかしながら、エルヴェさんは「ワインにとって重要なのは評論家の点数ではなく、実際に飲んで楽しんでもらえる事」と、常にワイン造りに真剣な姿勢をみせます。
今回は、現地にもわずかしかないバックヴィンテージを頒布会のお客様のためにお譲りいただきました。
豊富にあるはずの酸味が圧倒的な果実味に隠れてしまうほどのボリュームとタンニンを持つムーラン・オーラロックは、10年の歳月を経て円熟しボルドーワインの風格を見事に表しています。エルヴェさんのワインへの情熱を感じながら、ゆっくりとグラスで味わいの変化をお楽しみください。
牛肉、羊肉、白カビチーズ、ブルーチーズなどに良く合います。

エルベさんの畑には大きな岩が立っています。これは、畑を開墾した時に出てきた物。あまりにも大きな岩だったので、記念にオブジェとして立てているそうです。
又日本が大好きなエルベさん。今回の震災には大変心を痛められているようです。日本の為に毎日お祈りをしてくれているとの事。
「私の心と思いは日本の人々と共にあります。私の賞賛する勇気ある日本の人々と」Jean-Noël HERVE

フルボディー／牛肉、ブルーチーズ