2009　オスピス・ド・ボーヌ ペルナン・ヴェルジュレス1級 キュベ・ラモー・ラマロッス
Hospices de Beaune PERNAND-VERGELESSES

●フランスで、ワインの王と呼ばれているのが、ブルゴーニュ地方。代表産地はあのロマネ・コンティーを有するコート・ド・ニュイ地区と、このオスピス･ド･ボーヌが有るコート・ド・ボーヌ地区。2つの地区をコート・ドール＝「黄金の土地」と呼び、昔も今もワインラバー憧れの産地となっています。

オスピス・ド・ボーヌは中世の病人や貧しい人々のための慈善施療院でした。
運営費は寄進されたぶどう畑から出来たワインの販売によって賄われておりましたが、19世紀からは現在のオークション形式に変わり、慈善事業だけではなく、ブルゴーニュのその年の品質を見極める意味合いも持つようになりました。
今日では、世界最大級のワインのオークションとして有名ですが、施設そのものが存在しない今でも、収益は福祉に利用され創設時の精神は引き継がれています。

2009年はブルゴーニュにとっても素晴らしい年となり、有名評論家や評価誌も軒並み高得点を付ける偉大な年となりました。当然2009年のオスピス・ド・ボーヌは、今まで以上に入手困難な大変希少なものになりました。
が、今回お届けするワインはこの希少な逸品！こだわりC コースの皆様のために競り落としました！

ラマロッスとは歴史書にも登場する名家で、ワイン商として活躍した栄誉を称えられ名付けられています。
味わいは、ピノ・ノワールのエレガントさと粘土質の土壌からくる肉厚さを合わせもっており、特に2009年は果実味が豊かでやわらかい口当たり。心地良い樽の香りとバランスの良さが絶妙です。
ワインを楽しむにはシンプルな味わい、ローストビーフやパテ・ド・カンパーニュなどと合わせるとお互いの個性を尊重しながらも素晴らしいマリアージュが楽しめるでしょう。
家庭料理ならば鳥肉料理がお勧めです。