レイニャックREIGNACの蔵より

BALTHVS<バルテュス>到着!

NEW SYSTEM のスペシャルワイン!

今、ワイン界の新しい潮流が!!


これがNew Systemのバリック発酵だ!!

★通常ワインの発酵は大きなステンレスや、ホウロウ、コンクリートのタンク(数千リットル)で発酵を行いますが、バルテュスは、バリック=木の小樽(225L)で発酵を行います。果たして、この事で何が変わってくるのでしょうか?

大きなタンクで発酵させると、発酵温度は32‐34℃位迄上昇します。すると、果実の凝縮感は生まれますが、フレッシュな葡萄本来の味は失われます。
バルテュスの様に小樽で発酵させると温度はあまり高く上がりません。
有名醸造家「ミッシェル・ロラン」も過去20年で最高の大発明と呼んでいます。今までのようなブランデーチックなヘヴィーさではなく、葡萄本来の味わいが堪能できるワインです。

★一度大きなタンクに葡萄の粒を集め、そこから直接樽の中に入れて行きます。

とある蔵は樽の側面に開いている小さな穴から葡萄を一粒づつ落とすという気が遠くなるような作業をしたり、又ある蔵は開放桶のように樽を立てて発酵したそうです。しかしヴァテローさんは独自の研究で、取り外しの出来るフタを造り、飛行機と同じロックシステムを開発しました。この事によりフタを閉めたまま、発酵させても炭酸ガスの力で樽のフタが飛び出す事は無くなりました。

★樽を閉めるフタには、中身の葡萄が良く混ざるよう歯が付いています。

歯はステンレスタンクと全く同じ素材なので、葡萄への影響は全くないそうです!
歯を回転させるのでなく、樽自体を回転させます。


★発酵中は樽をラックに乗せて回転させ木とワインの結び付きを促して行きます。発酵中は1日に数回樽を回します。

温度ですが、大きなタンクとは違い、このバリックでは、温度はあまり上がりません。大体25度以下で発酵が進んで行きます。これが大きな違い。34度位で抽出した強い果実味と、25度以下の果実味ではフレッシュさが違うとヴァテロー氏は言います。

後発酵!

★一次発酵を10日間くらい掛けて行った後、中身の葡萄カスなどを出して、今度は歯の付いてないフタを付け後発酵します。

後発酵とはマロラクティックファーメンテーション(乳酸発酵)の事で、この発酵によりリンゴ酸が乳酸に変化してまろやかなワインに仕上がります。又、更に樽のエキスを充分にワインに抽出します。

★写真のような樽ラックに樽を乗せ、後発酵中も樽を回転させます。

熟成!!!

★そして、新樽に詰め替え熟成。ワインは激しい活動から、いよいよ休眠する事になります。。。

真新しい樽に詰められ、樽ラックに乗せられるわけですが、この間も時折樽を回し、澱とワインを接触させます。
ヴァテロー氏曰く、最後には澱はワインに吸収されて無くなって行くと言います。それだけ、ワインに旨みが残ると言う事でしょう。

テイスティング

★一番右のグラスがバルテュスです。

写真では分かりづらいですが、やっぱり濃い!色も深いけど、味わいはもっともっと深いです。
香りはやはり樽の香りがしっかりついていますが、味わいでは決して樽負けしていません。ヴァテロー氏曰く、うまい料理は素材も良いけど、スパイスも上手に使うでしょ!!との事でした。濃い深い味に存在感ある樽のアクセント。
20年以上熟成させられるポテンシャル。物凄いパワー。毎年、毎年の変化が楽しみです!!

 
バルテュス写真バルテュス
発売前から、雑誌ワイナートに紹介されていた、全く新しい造りのワインです。 このワインが目指す所は間違いなく、ボルドーNO.1!それに向け試行錯誤した、オーナー「ヴァテロー氏」の魂の傑作と言えます。

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